イベント考察

アイドル現場、地上から地下へ⁠─なぜ戻れない?ヲタク目線で解説

イントロダクション

今回は地上現場から地下現場に行くとなかなか戻れない理由について解説します。

自分はアイドル現場、夏フェス、声優現場、街のイベント。様々なイベントを経験してきました。

大きな会場では東京ドームや、ひたちなか海浜公園。

逆に小さな会場では50人も入れば人であふれる会場でヲタ芸を打った事もあります。

はじめは大きな現場で、撮影されてDVDで販売されるようなライブに参加しました。

その後地下現場と呼ばれる現場に移りました。

どちらも経験して感じた事は、一度地下現場を体験した方は地上現場に戻る事は少なく、ヲタクをやめることも少ないと感じます。

今回は何故地下現場に行くと地上現場に戻れないのか、この理由を考察します。

まだ地下現場に行ったことが無い方。地下現場から足を抜けれない方にも参考になれば幸いです。是非最後までご覧下さい。

自分が感じる地下現場から戻れない理由は以下の3点です。

物販における距離感によるもの

ライブにおける自由さによるもの

毎週行われるライブで感覚の麻痺

順番に解説します。

物販における距離感

多くの方が地下現場にハマる最も大きな要因はコレだと感じます。

自分は声優現場からヲタクをスタートしましたが、推しの方と会話、握手、撮影をした機会は1度しかありません。

しかも自分がファンになった頃は日本武道館、さいたまスーパーアリーナといった大会場でライブをしていた頃。

1度でもそういう経験を得ているのはラッキーな方だと感じます。

それに比べはじめて参加した地下アイドル現場においては初日、はじめて会った時に物販の特典でアイドルの方からビンタをされました。

これは非常に特殊な例ですが、この距離感は人間の感覚を麻痺させます。

現場の規模にもよりますが、1回500円や1000円の物販で会話ができるのが現在の主流です。

地下アイドル現場の場合、ライブのチケット代金も安く、1回の物販代金を込みにしても地上現場より安くなります。

これにより物販に足繁く通うようになり、アイドルと交流を重ねるようになります。

人間には単純接触効果という心理傾向があります。人と繰り返し接すると、好意度や印象が高まるという効果です。

こういった心理作用が働き、地下現場にハマる。これが第一の理由です。

ライブにおける自由さ

個人的にライブに参加し続けているのはこれが理由です。

地上現場の場合、大きくなると野球場やスタジアムなど非常に大きな会場でのイベント開催になります。

その際の席の大きさはどれだけ大きくとも、50CMX50CM。もしくはパイプ椅子での観戦になります。

はじめはきらびやかな証明、好きな曲、推しを見る。こういった事に目を奪われ楽しさを感じます。

ただし段々と目が慣れてくるにつれて飽きてくるのが人間です。

特に友人等と参加している場合、どちらかが欠けると、足が遠のく方が多いと感じます。

これが地下現場になると、オールスタンディング。屋外等の場合は非常に広いスペースでの鑑賞になります。

その中で熱いコール、ヲタ芸、ダイブ・モッシュなどを行うと楽しさを感じまた参加したいと思うようになります。

自分はその中で理想のヲタ芸、強さへの道を探求し続けています。こういったヲタクも一定数現れます。

こういった楽しさを手に入れてしまうと地上の現場、狭い現場に戻りたいと思う人は少なくなります。

最近は特にご当地スネイク、インドダンスなどヲタ芸や動きの種類・質が大幅に向上しました。

参加人数が増えヲタ芸のスキルも大きく向上し、ある種スポーツかしてきた部分もあります。

この人のヲタ芸と勝負したい、戦いたいという方々が増え、定期的に参加する気持ちになると感じます。

毎週行われるライブで感覚の麻痺

自分は、最近知り合ったヲタクの方に昨年見た時と比べて動きが全く違うと言われる事があります。

毎週意識的に現場を探し、参加。そこで得た情報を元に鍛錬、フィードバックを行い、また翌週に備える。

この様な生活を行うようになり14年が経過しました。

ヲタ芸を打つ前、地上の現場に通っていた頃はライブのツアーは年に2回。単発の大きなライブが合わせて開催されていました。

このような参戦形式だったので、3ヶ月に1回の楽しみという状況です。

これがヲタ芸を打つようになると状況は一変。地下現場に参加した事で毎週末はイベントに参加。

多い時は平日も参加するという状況になりました。

今では当たり前ですが、3ヶ月に1回だったのが毎週に変化する。

これは物販で推しと会う方にとっては非常にハマりやすい状況になります。また最低限体を動かす事で運動にもなります。

これらを脳内物質を通して解釈すると、運動して脳内にはセロトニンが出て精神を安定させます。

物販でアイドルと交流することで、脳をなだめて、脳の疲れをとるオキシトシンが分泌されます。

またライブで達成感を得ると、やる気がアップするドーパミン、披露を軽減させるエンドルフィンが分泌されます。

以上4つの脳内物質が発生するイベントが毎週行われる。

これを求めて毎週参加するのが、第3の理由です。

振り返り

振り返ってみると、特に3番目の脳内物質を求めて毎週イベントに参加していると感じます。

地上現場では1年もたたない内に見なくなる人は多かったですが、地下現場になると10年戦士は多くいると感じます。

1回の価格も安く、健康になれる趣味として多くの人を魅了するのも納得できます。

これをモチベーションに日々の生活を頑張る事で自分も人生は大きく好転しました。

引き続き自分自身納得のいくヲタ芸を求め続けます。また皆様と現場でお会いできるのを楽しみにしています!

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。