イベント考察

イベントは“現場”が最強なワケ ~ 会いに行くという最大の応援~

SNSが当たり前になった今、「会いに行くだけで価値がある」と感じながらも、どこかで心が疲れてしまうヲタクの方は少なくありません。
近年は、活発に現場へ通う人と、在宅で推し活を楽しむ人の二極化がより鮮明になってきたように感じます。

その背景には、コロナ禍を経て配信技術が大きく進歩したことがあります。
画質・音質ともに大幅に向上し、どの会場でも高品質な配信が行われるようになり、「家にいながらライブを楽しめる」という選択肢が一般化しました。

もちろん、配信で推しを応援する形も立派な推し活です。
しかし、そのうえでどうしても声を大にして伝えたいのは

現場に通うことこそが、ヲタクができる最大の応援行為である

ということです。
今回は、その理由を「自分のため」「演者のため」双方の視点からお伝えしたいと思います。

五感で味わう現場の臨場感は、何者にも代えがたい

    現場に通う価値の一つは、配信では絶対に味わえない「五感での体験」ができることです。

    ステージ上の熱量、照明の色、音の振動、フロアの空気、周囲のヲタクが放つ熱気。
    これらは画面越しではどう頑張っても伝わりきらないものです。

    人は映像だけで満足できるほど、単純な存在ではありません。
    「生きているものは、目で見て、耳で聞き、肌で感じてこそ心に残る」。イベントはまさにその象徴です。

    配信を見て「良かったな」と感じることはあります。
    しかし、現場で体感したときの心の震えは、まったく別物です。

    面倒を乗り越えて行った時、人はより深い“味わい”を得る

    現場へ行くことは、正直面倒なときもあります。

    ・寒い
    ・暑い
    ・雨が降っている
    ・電車が混んでいる
    ・今日は気分が乗らない

    誰もが経験する感情です。

    しかし、その面倒を乗り越えて足を運んだ先で、イベントが素晴らしいものだったとき、その感動は通常の数倍にも膨れ上がります。

    「行って良かった」
    「あそこで気持ちに負けなくて本当に良かった」

    そう思えた瞬間にこそ、推し活の味わい深さがあります。

    配信だと、体調や天気によって受ける影響がありません。
    だからこそ、現場特有のドラマは生まれにくいのです。

    1現場には“自己完結しない感情”が存在する

    現場に行くと、たとえ一人参加であっても、必ず何かしらのやり取りが発生します。

    ・スタッフさんの「こちらどうぞ」
    ・顔見知りのヲタクからの軽い挨拶
    ・ライブ後の感想を交換するほんの数分

    これらは、SNSでも配信でも得られない、人間ならではの感情の動きを生みます。

    誰かと同じ空間で同じステージを見て、同じ瞬間に歓声を上げる。
    これが、現場にしかない一体感です。

    自己完結ではない、他者を介した感情は、心に新しい風を吹かせてくれます。
    推し活を長く続ける人たちが口を揃えて「現場に行くと元気が出る」と言うのは、そのためだと感じます。

    演者にとって“来客数”は最も大きな力になる

      ヲタクの視点だけではなく、ステージに立つ演者から見ても、現場に来るという行動は最も大切な応援行為です。

      チェキやグッズを買うことももちろん支えになります。しかし、それ以上に運営が重視するのは 来客数 です。

      観客が多いと、

      ・出演枠が増える
      ・演者本人の自信になる
      ・次のチャンスにつながる
      ・より大きなステージに呼ばれる

      といった、計り知れない恩恵があります。

      そして何より、ステージに立つ側にとって
      「今日も来てくれた人がいる」
      という実感は、モチベーションそのものです。

      活動は短いようで長く、長いようで儚いもの。その中で、誰かが足を運んでくれたという事実は、演者にとって何よりの支えになります。

      技術の進歩が進むからこそ、意識的に現場に通いたい

      今後も配信技術は進歩し、在宅と現場の二極化はさらに鮮明になっていくと思います。
      仮にVRやホログラム、立体映像が一般化すれば、家でもかなりの臨場感を得られるようになるでしょう。

      しかし、だからこそ意識して現場へ通うことが、アイドルの「解散」や「現体制終了」を防ぐ一歩になるかもしれません。

      推しの未来に繋がる行動とは、“買うより行く”ということなのです。

      今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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