ヲタク考察

コールの偏りを考える:同じコールがフロアで響く理由

イントロダクション

先日Xにて下記のツイートを発見しました。

ぺこさんは以前から鋭い指摘をされており共感する事が多い方です。

今回の内容も現場に行くと1日に何度か感じる事です。

ここでこのコールなのか。パターンが似ている。こういう事は対バンライブ、長時間のイベントでは起こりがちです。では何故この様な行動をするのか。

個人的な見解では、次の三点が多いと考えます。

人はいいと思ったものを多用しがち

コールにおいても、ヲタ芸においてもその時の旬があると感じます。創作ダンスであればインドダンス。コールでいえば可変三段。

今、現場で流行っているものを使いたくなる気持ちはよく分かります。そして良いと感じたら多用するのが人間です。自分もヲタ芸においてはその日しっくりきた技を多用する傾向にあります。

殆どの人は見てもわからないと思いますが、私の場合、一時期しっくりくるヲタ芸が一種類しかなく、そればかり使用し、手数がないと悩んだ事もありました。

他の現場で使われていたコールを自分でもやってみたら楽しい。この連鎖が色々な現場で発生し気がついたら、どこの現場も同じコールになっている事は多いのではないかと感じます。

変化を好むヲタクは少数派

次に人がやっているコールでは嫌だ!というヲタクは少ないという点です。

現場の数が少なく、ヲタク人口が少ない時代は気が付かないですが、ヲタクの数が多くなり、その比率が公になると、変化を好むヲタクは少ないのがよく分かります。

そういったヲタクが新しいヲタ芸、コールを生み出すのですがその数は少なく、目にする事は少ないです。

その為、いつもの現場、同じ様な感じのイベントに足を運んでも見かける事は少ないです。私を含め、変化を好むヲタクはイベントそのものも変わったイベントに参加しがちです。

よくあるイベントでそういうヲタクを見かけるのは、ラッキーな部分もあると感じます。

曲の作りは偏りがち

この部分は演者側、客側では無く、楽曲そのものの問題です。

曲を作る時、今売れている曲、人気のある曲を参考にするのはよくある事です。

そして作る方の年齢もある程度近い場合が多いです。

上記の理由から、曲そのものの構成は似た様な形になりがちです。

これが結果としてヲタク側が同じコールをする原因になります。

歴が長く、色々なコールを使い分けるヲタクは別ですが、数年通ったぐらいのヲタクは上記で説明した様に、同じコールを使いがちです。

そこで各運営が作った事が似る事により、色々な現場で同じコールが発生する事に繋がります。

考えるヲタク そうでないヲタク

上記3点からコールが偏る。同じコールを使うというのが個人的見解です。

今回のツイートされていたぺこさんは、普段からチェキツイを投稿されていますがユーモア溢れ、いつも笑わせて頂いてます。

直接お話したことはないですが、普段からチェキを撮影する前から、頭の中で色々考えていると感じます。

現場で色々なヲタクを見ますが、そういったヲタクはかなり少ないです。

例えば夏フェスであれば、色々なステージを回るために走り回るヲタクは、現場を楽しみながら常に次のステージの事を考えています。

ただしこういった方は少なく、多くのヲタクはコールよりレスが欲しい。ステージ全体より推しに集中している事がほとんどです。

おわりに

今回は同じコールを現場で聞く理由について解説致しました。

今後どういったコールが流行するのか。現場の雰囲気がどうかわるのか。

これは誰にもわかりません。最近までのコロナ禍はコールがない一種異様な状態でしたが、今では同じコールを聞く状況となりました。

自分自身こういった歴史の流れを追うことは凄く楽しいと感じるヲタクです。

引き続きアイドル現場での流行を肌で感じつつ、イベントに参加し続けます。

今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。