ヲタク考察

ヲタク界の新たな地平へ―なぜ人々は上を見上げるのか

イントロダクション

私たちがいつも目にする社会では、
成功という言葉がしばしば「上を目指すこと」と同義に扱われています。
それはまるで無限に続く高みを目指す登山のようで、先日Twitterで見かけた

『何故そんな地上を目指したんだろうか』というツイートは、この社会的登山に対する疑問を投げかけていました。


そのリプライ欄には多様な意見が寄せられ、この一見単純な疑問が多くの人々の心に留まっていることが伺えます。
今回はこの疑問に対し、私自身の分析と見解を深掘りしていきたいと思います。

上を目指す人の2つのタイプ

まずは、「上」を目指す人々を大きく2つのグループに分けて考えてみましょう。
一つ目は「周りがそうしているから」という理由で上を目指す人々。

もう一つは「見たことのない景色を見たい」と願う人々です。

私の個人的な感覚では、前者は全体の約80%を占め、後者は約20%に過ぎないと感じています。

人間というのは基本的に周囲の環境に影響されやすい生き物で、他人の行動を模倣して自分も同じことをする傾向があります。
成功している人を見て、それに憧れ、
自然とその人が目指した「上」を目指すようになります。

しかし、その道は困難が伴うもので、途中で挫折する人も少なくありません。

「景色を見たい勢」の特殊性

一方で、未知の「景色を見たい」という動機で上を目指す人々は、成功する確率が高いと言えます。

これは彼らの動機が相対的ではなく絶対的であり、自らの内面からの強い意志に基づいているからです。

自己を変え、適応し、目的に向かって邁進することができるのです。

ただし、目的を達成した後は、その熱意が冷めてしまい、同じことを継続することは稀です。

運営目線とヲタク目線

地上を目指すことには多くの困難があります。
実際、地下に特化した方が楽しく、また儲かるという点には、大いに納得します。

しかし、私たち人間は、一度は失敗を経験し、上を見上げることを望む生き物です。

ヲタクであっても、これは同じで、地上だけ、地下だけに留まらず、両方を経験することを望む人が多いのです。

居心地の良い現場を求めて

ヲタク目線で考えると、地上現場の新しい領域、あるいは地下現場が私にとっての快適な場所であると私は感じます。
実際に私が多くの時間を過ごすのは、そうした現場です。

今回話題になった9時間1500円さんの現場は、個人的には非常に居心地が良いと思います。

皆様におかれましては、どのような現場が居心地がいいのか、Xでのリプライや引用を通じてぜひ教えていただければと思います。

新しい景色を求めても良し、居心地の良い場所で腰を落ち着けるも良し、ヲタクとしての楽しみ方は十人十色です。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。