ヲタク考察

何でもできるヲタクは希少種:地下アイドル現場の変遷

イントロダクション

先日、9時間1500円さんの定期公演に参加しました。

新宿での2回目の参加でしたが、御徒町時代から大きな変化を感じました。

以前は何でもありのスタイルでしたが、今ではコール中心の現場に変わりました。

これは地下アイドル現場全体の変化だと感じます。それに伴い、ヲタクのタイプも変化していると感じます

00年代のヲタクスタイル

2008年頃の地下現場では、モッシュが主流で、荒々しい雰囲気がありました。

ヲタ芸、モッシュ、コール、全てに対応できるヲタクが多く存在しました。

2010年代後半から、屋外イベントの機会が増え、振りコピ勢の台頭が目立ち始めました。

この時期はアイドル現場のターニングポイントとなり、専門性が高まり、何でもできるヲタクが減少しました。

さらに時が進み、コロナ禍により、アイドル現場の湧き方は大きく変化しました。

マスクの着用や声出しの制限により、動きが制限され、技術力を持つヲタクでも以前と同じようにはできなくなりました。

これにより、多能なヲタクはさらに希少になりました。

コロナ禍が終わった今の現状

今年、マスク着用の解除により、アニクラ技術を持つヲタクが多く見られるようになりました。

特にTikTokの流行により、新しいスタイルのヲタ芸が登場し、イベントの雰囲気は以前とは異なるものになっています。

今では、いとうあさこスネークやインドダンスなどを地下現場で見ることも多くなりました。

時間が経つにつれて専門性が高まるのは自然な流れです。

ヲタクも、振りコピやヲタ芸など、特定の分野に特化する傾向が強まりました。

コロナ禍による活動制限が長引き、多能なヲタクはさらに減少しました。

何でもできるヲタクへの期待最近のアイドル現場では、何でもできるヲタクが減ったことが目立ちますが、このタイプのヲタクは特別な存在であり、現場の雰囲気を盛り上げる重要な役割を担っています。

過去には、あらゆるスタイルに対応できるヲタクが現場をリードしていました。

今後も、そのような多才なヲタクが現場に戻ってくることを期待しています。

おわりに

地下アイドル現場は、時代と共に進化していますが、何でもできるヲタクの存在は今も重要です。

過去のようなアンダーグラウンドな楽しみ方ができる現場の復活を願いながら、各自が無理なく楽しめるスタイルを見つけてほしいと思います。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。