イベント現場に通っていると、ふとしたときに「今日はひとりだな……」と感じる瞬間がありませんか?
以前は隣にいたヲタク仲間が来なくなったり、話す相手がいなかったり、推しも卒業してしまったり。そんなとき、現場に向かう足取りが重くなった経験があるかと思います。
自分も16年現場にいますが気がつけば1人、また1人とヲタクがいなくなり単独で行動することが多くなりました。
気がつけばヲタクより運営の方と話すことが多くなりました。
今回オススメしたいのは「ヲタクより運営と仲良くなる」という考え方です。
これは別に、媚びを売るとか、無理に仲良くするという意味ではありません。
現場に通い続ける中で、ほんの少し「意識」を変えるだけで、心の拠り所が増え、長くヲタク活動を楽しめるようになるのです。
ヲタク仲間は変わっていくもの

まず、前提として「ヲタク仲間は変動するもの」だということを知っておきましょう。
仲良くしていたヲタクが突然来なくなる。推し変したり、趣味が変わったり、生活環境が変わったり。そういった変化は誰にでも起こり得ること。
現場に一緒に行っていた友人が来なくなっただけで、急にモチベが下がったり、「自分だけ取り残された」ような気持ちになってしまう。それが続くと、やがて自分も現場から離れてしまう。こういったオタクを数多く見てきました。
オタク同士のつながりは楽しいですが、そこに依存しすぎると、離れたときの反動が大きくなります。
運営・スタッフは変わらずそこにいる
一方で、ライブハウスのスタッフや、物販の担当、受付の人など、現場を支える運営サイドの人たちは、ずっとその場にいます。
もちろん彼らは「仕事」としてその場にいるわけですが、こちらがおまいつとして通い続けることで、自然と顔見知りになることがあります。
たとえば、受付で「今日も来てくれてありがとうございます」と言われたとき。ドリンク交換のときに「あ、いつもの人ですね」と軽く声をかけられたとき。そういった瞬間に、「自分はこの現場にいていいんだ」と感じられるのです。
それは、オタク仲間との関係とはまた違う、安定感のあるつながりです。
「現場に行く理由」を増やす
私はこのようなつながりを「継続のためのストック」と呼んでいます。
推しの存在が「メインの目的」だとしても、それ以外にも「通う理由」がいくつかあると、現場から離れにくくなります。
・よく話す箱のスタッフがいる
・受付の人とちょっとした会話をするのが楽しみ
そんな「+αの理由」があると、推しが休んだ日や、仲間がいない日でも、「それでも現場に行ってみようかな」と思えるようになります。
どうやって仲良くなる?
とはいえ、「運営と仲良くなる」と言っても、無理に話しかける必要はありません。以下のような、自然で控えめな距離感を意識するだけで十分です。
受付や物販で「こんにちは!」「ありがとうございます」と丁寧に挨拶する
トラブルがあったときにはスタッフの指示にきちんと従う
会場のルールや動線を守ることで、信頼される行動をとる
最初は何も変わらなくても、「丁寧なヲタク」として覚えてもらうことが、結果的に良い関係性につながります。
継続のカギは繋がり
推しが卒業したり、仲間が来られなくなったり。そういうときでも、運営サイドとの顔見知り関係ができていると、まったくの孤独ではなくなります。
それだけでも、現場に行く心理的ハードルはぐっと下がります。
自分の場合はヲタ芸を極めたいという思いが強く、自己成長が主たる目的だった為、1人は当然というスタンスでしたが、多くの方には耐えられない状況だと感じます。

自分自身よく訪れた関西の地下現場がありますが、そこのバーカンの方と顔見知りになり、たまにバーカン前で共にヲタ芸を打つような関係になり、イベントがより充実したものになったことを覚えています。
最後に:現場を「居場所」にするために
推し一筋で現場に参加する。、ヲタク仲間との交流をメインに参加する。それは素晴らしいと感じます。ですが目的が一時喪失すると来なくなるオタクを多数目にしました。
そのため、「ヲタクより運営と仲良くなる」というスタンスを自分はオススメします。
これにより現場そのものを好きになることができた自分がいるからです。
もちろん、運営と無理に距離を縮める必要はありません。ただ、「その現場での自分の在り方」を少し意識するだけで、居場所のような安心感が生まれるのです。
これからも楽しいイベント参加を送りたい方へ今回の記事が参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。