ヲタクをしていると、どうしても「この人とは合わない」と感じる瞬間があります。
価値観の違い、現場での振る舞い、SNSでの発言など、理由は様々ですが、
長く活動を続けているほど、そのような経験は避けて通れないものです。
自分はヲタクとして約18年活動してきました。
これまで数千人規模のヲタクと出会ってきたと感じていますが、それでもなお「合わない」と感じる人は存在します。どれだけ経験を積んでも、これは完全に無くなるものではありません。
改めて考えてみると、これは個人の問題というより「比率」の問題だと感じています。
どれだけ素晴らしいコミュニティであっても、一定の割合で合わない人が存在するのは自然なことです。
これは避けようのない事実。
では、そのような場合、どのように対処するのが良いのでしょうか。今回は、合わないヲタクを「変える」のではなく、「目にしない」ための具体的な方法についてお伝えしたいと思います。
パターンを把握し、目にしないようにする
まず最も効果的なのは、「会わない設計」をすることです。
人の行動パターンは、驚くほど固定されています。
例えば、以下のような要素です。
・イベント会場に到着する時間帯
・特典会に参加するタイミング
・イベント中の立ち位置
・終演後の移動手段
・帰るまでの導線
これらは習慣化されているため、大きく変わることはほとんどありません。
つまり、相手の行動パターンを把握し、それと重ならないように行動することで、接触する確率を大きく下げることができます。
例えば、
・特典会の参加順をずらす
・帰るタイミングを少し変える
・立ち位置を変える
・別の導線で移動する
このような小さな工夫だけでも、接触頻度は驚くほど減ります。
もし偶然重なった場合も、それは「必然」と捉え、無理に関わろうとせず、その場を離れるだけで十分です。
重要なのは、「対処する」のではなく、「そもそも会わないようにする」という発想です。
これが、リアルの現場で合わない人を目にしないための、最も効果的な方法だと感じています。
SNSではミュート機能を活用する
現代の推し活において、SNSは避けて通れない存在です。告知、チケット販売、情報共有など、ほぼすべてがSNSで完結する時代になりました。
その一方で、リアルでは会わなくても、SNS上で目にしてしまうことがあります。
以前であれば、現場でしか接点がなかった相手とも、SNSでは簡単に視界に入ってきます。
これは便利である反面、精神的な負担になることもあります。
そのような場合に非常に有効なのが、「ミュート機能」です。
ミュート機能を使えば、相手に知られることなく、その人の投稿を視界から消すことができます。
関係性を壊すことなく、自分の精神的な環境を守ることができる、非常に優れた機能です。
これらの機能を使うことに、罪悪感を抱く必要はありません。むしろ、自分の推し活を守るための「環境設計」の一部です。
推し活は本来、自分の人生を豊かにするためのものです。その環境を守るための機能は、積極的に活用して良いと考えています。
人は変えられないと自覚する
三つ目は、考え方の部分です。
人と衝突したとき、「相手を変えたい」と思ってしまうことがあります。
ですが、長年ヲタクを続けてきて強く感じるのは、人の根本はそう簡単には変わらないということです。
ヲタクであれ、演者であれ、長く続けている人は、良くも悪くも同じスタイルを貫いています。
それは自分自身も同じです。
気がつけば日々トレーニングを行い、現場ではヲタ芸を打つ。年齢を重ね、40歳を超えた今でも、その本質は変わっていません。
人は、長く続けているほど、その人の「型」が完成していきます。
だからこそ、相手を変えようとするのではなく、「変わらないもの」として認識することが重要です。
変えられないものにエネルギーを使うより、距離を取ることに意識を向ける方が、はるかに健全です。
体験談:意識している期間ほど長く感じる
ここからは、自分の体験談をお話しします。
10年以上前、夏フェスへ定期的に参加した際、直接ではありませんが、SNS上で名指しに近い形で批判を受けたことがありました。
現場では何も言われませんが、投稿では罵詈雑言が並んでいました。
当時は20代で、経験も浅く、正直なところ精神的な影響を受けていました。
結果的に、その相手は1年ほどで現場からいなくなり、実害はありませんでした。
しかし、その期間は非常に長く感じたことを覚えています。
今振り返ると、当時は「意識しすぎていた」のだと思います。
意識すればするほど、その存在は大きくなります。
視界に入らなくても、頭の中に存在し続けてしまいます。
ですが、時間が経てば、多くの場合、その問題は自然に消えていきます。
これはヲタクの世界に限らず、あらゆるコミュニティに共通していることだと感じています。
推し活を守るのは「距離を取る力」
推し活は、本来とても楽しいものです。
推しの存在が日常に活力を与え、日々の原動力になります。しかし、合わない人の存在によって、その楽しさが損なわれてしまうのは非常にもったいないことです。
だからこそ重要なのは、
・会わない設計をすること
・SNSの機能を活用すること
・人は変えられないと理解すること
この三つです。
そして何より、「距離を取ることは逃げではない」ということを知ってほしいと思います。
距離を取ることは、自分の推し活を守るための、非常に前向きな選択です。
長くヲタクを続けていくほど、この「距離感の設計」が重要になります。
自分の時間、自分の感情、自分の楽しさを守れるのは、自分だけです。
もし今、合わないと感じる人に悩んでいる方がいれば、今回お伝えした方法を参考にしてみてください。
推し活は、本来もっと自由で、もっと楽しいものです。
その楽しさを守るために、視界を整えるという選択を、ぜひ大切にして頂ければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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