今回は消えるヲタク、残るヲタクについて解説します。
気がつけば、イベント現場に通い、27年が経過しました。
はじめはインストアイベントからの参加でしたが、これだけ長く続けたのは自分でも驚きです。
周りを見渡すと今付き合いのあるヲタクはコロナ禍になってからの方が多いと感じます。
ヲタクをやめる方を見送る事が多く、著名なヲタクの介錯を努めたこともあります。
今回は、長年現場に携わった観点から、消えるヲタク、残るヲタクの特徴を解説します。
どういった方が、残りやすいか、逆に消えやすいか、ご自身がどちらに当てはまるか考えながら読んで頂ければ幸いです。是非ご覧下さい!
消えるヲタクの特徴3選
①一時期猛烈に現場に通う、知名度を上げるヲタク
まずはこちらのヲタクです。分かりやすく例えると芸人の一発屋タイプです。
ヲタクをしていると理由は分からないけど現場が自分の感性にハマり、とても楽しい時期が続きます。
今までは全然目立たなかったのに、何故か目立つことが多い。周りからの扱いが良い。良い仲間が多い。こういった経験は自分にもあります。
これは凄くいい事ですが、逆に燃え尽きた時は危険です。人によりますが、ヲタクを行い数ヶ月から1年未満でこの現象にハマった場合、高確率でいなくなります。
これは自分が何を行っているかを理解していないのに受ける。そのブームが過ぎ去り、楽しくなくなって去ってしまうケースです。
②誰かと楽しむ為に現場に来るヲタク
これはイベント現場だけで無く一般的なコミュニティにも多いと感じます。
普段の生活にマンネリを感じ、たまたま通ったアイドル現場で仲間を見つけ、通い続ける。
一見すると続けそうに感じますが、実は消える事が多いタイプの一つです。理由としては
能動的では無く、受動的な事がその理由です。誰かがいる中で楽しむ事は無意識のうちに受動的になりがちです。
その対象の相手がいなくなると、イベントそのものに興味がなくなり、足が遠のいてしまいます。
イベント行きはじめの場合に特に多く、誰かが来なくなると連鎖的に来なくなってしまうケースです。
③若くして道を極めたヲタク
最後はかなり少ないですが、自分なりの答えを早い段階で見つけたヲタクです。
自分自身は何をしているのか、現場での立ち位置を捉えるのに時間が掛かるタイプです。
言い方を変えると何も考えずにまずはやってみて、後で気が付き、言葉にするタイプのヲタクです。
この逆のタイプで年齢が若く、経験年数も短い時から行っている内容を理解し、その事に大して全力で取り組むヲタクがいます。
この場合、行う内容は的確、周りに対しても素直なので、的確なアドバイスをもらいドンドン成長します。
そして短期間で誰も到達できない答えに到達し、完了した段階でその場を去ってしまいます。
かなり人数は少ないため、あの方はすごかったと後世まで語り継がれるのはこのタイプです。
上記が消えるヲタクの例として思い浮かぶ3つの事例です。
今度は逆に残るヲタクの特徴を上げてみます。
残るヲタクの特徴3選
①イベント参加、遠征を単騎で行うヲタク
自分は一時期仲の良い方と一緒に参加していた時期もありますが、基本イベントは単騎で参加しています。
先輩のヲタク、有名なヲタク、長く続けているヲタクにおいてはこのタイプを多数見受けます。
特に知名度があるヲタクであるほど、持ち前の行動力を活かし、『そんな現場あったのか』と思う所に行って、現場を楽しんでいます。
凄く小さな事かもしれませんが、これを行っているヲタクはかなりの確率で長い間ヲタクをしています。
②長期的で無く、今日その日を楽しんでいるヲタク
目の前の現場に全力を尽くす。アニクラで今物凄い影響力を発揮している史風氏。
彼のイベントに対する姿勢はこれを有言実行しており大変素晴らしいと感じます。
長くやり続けていると、マンネリ、飽きが来ます。それに対し、どう変化をつけいい意味で飽きさせないか。
試行錯誤し参加したイベント毎に全力を尽くす。これを行っているヲタクは気がつけば長いことヲタクを続けています。
残っているヲタクは高確率で行っている内容です。
③自分なりのこだわりを追求するヲタク
野球の話になりますが、亡くなられた村田兆治さんは70歳になっても100キロを超えるボールを始球式で投げられていました。
引退しても、自分のこだわりである速球を磨き続ける。お金や地位では無く、自分のこだわりに対して取り組まれたからこそできることだと感じます。
自分もヲタ芸のこだわりに対して向き合い、試行錯誤しています。納得する日は無く、自分なりに感じた良くない点を1つ1つ改善しているのが現状です。
気がつけば15年ヲタ芸を打ち続けていました。まだまだやめる事は頭に無く、改善する事に対し頭がいっぱいです。
自分なりの楽しみ方、現場に対するこだわりを持っているヲタクは残る確率も高いと感じます。
去るヲタク、そして残るヲタク
今回は消えるヲタク、残るヲタクそれぞれ3タイプをピックアップして解説しました。
この記事を書いていると消えたヲタクの事を思い出しました。『あれだけ打っていたのに』『あれだけ現場に通っていたのに』そういう方ばかりです。
最近では海外の方と交流する事もありますが、やり取りをしている方は長年ヲタクを続けている印象があります。
今後もやめること無く、ヲタクを続けていきますが、日々学び続けてバージョンアップする事を大切にします。
自分自身上記の残るヲタクの特徴を最大限に活かし、楽しみ、追求し続けます。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。