ヲタク考察

無理しない推し活が一番大切~心が疲れた時のチェックリスト~

イントロダクション

自分はこれまで長くイベント現場に通ってきましたが、どれだけ楽しい推し活でも、心と身体が疲れている時には「無理をしない」という判断がとても大切だと感じています。

特に地下アイドルの現場では、週末が来るたびにどこかしらでライブが開催されており、「今日も行かなくては」「せっかく時間が空いているのに休むのはもったいない」と自分を追い込んでしまう人も少なくありません。

しかし、推し活は“走り続けること”が大事なのではなく、長く、無理なく、楽しみながら続けていくことが一番大切です。
そのためには、今日は休んだほうがいい、今日は身体を優先したほうが良い…そんな判断がとても重要になります。

今回は、自分がこれまでの経験から「これは休んだほうがいいサインだな」と感じるポイントを詳細にまとめてみました。もしあなたが、最近少し疲れているかもしれないと感じているなら、ぜひ読み進めてみてください。

食事への関心が薄いと感じる時

まず最初に挙げたいのが「食事に興味がわかない時」です。
自分は普段ライブ前に軽くご飯を食べることでエネルギーを整えたり、遠征で現場近くの飲食店を楽しむのもイベントの一部だと感じています。
しかし、疲れが溜まっていると、普段ならワクワクする食事に対して「別に食べなくていいか…」と感じてしまう瞬間があります。

これは身体が静かにSOSを出している状態です。
食欲は心の状態にも強く影響されるので、「今日は何も食べたくないな」「お腹は空いてるけど食べたい気持ちになれない」というときは、イベントでさらに体力を削るより、落ち着いてしっかり休むことを優先したほうが良いサインになります。

全てがバカバカしいと思ってしまう時

推し活をしていると、普段なら小さなことでも心が動いたり、イベント情報を見るだけでワクワクすると思います。しかし、疲れが限界に近づいていると、「全部どうでもいい」「行っても意味がない」と、心のブレーキが一気にかかるような感覚に襲われることがあります。
この「バカバカしい」と感じる気持ちは、決してネガティブな性格だからではありません。
これは単純に心が疲れてしまい、喜びを感じる余裕がなくなっている状態です。
そんなときこそ、一歩踏みとどまって「今日は無理しなくていい」と自分に言ってあげることが大切です。
気持ちが元に戻れば、また自然とイベントに行きたくなるので心配はいりません。

家を出るのが極端に面倒に感じる時

イベントは好き。推しの顔も見たい。
それでも、当日の朝に「玄関まで行くのがしんどい」「外に出るまでの行動のハードルが高い」と感じる時があります。

本来、楽しみのはずの予定が“重荷”になる瞬間は、身体の疲れだけでなく、心が追いついていない証拠です。

無理をして現場に向かっても、気持ちがついてきていないと楽しめず、満足度も下がってしまいますし、帰宅してからどっと疲れが押し寄せて翌日まで引きずってしまうこともあります。

「今日は家から出るのが無理…」そう感じた時は、自分を責めず、むしろ「よく気付けた」と思って休む勇気を持つことが大切です。

日中「疲れた」という言葉が増えている時


普段から忙しく働いている方なら、「疲れた」と言ってしまうのは自然なことだと思います。しかし、ふと振り返った時に「今日は一日に何回も“疲れた”と言っているな」と感じる場合は、心身がかなり消耗しているサインだと捉えています。

疲れた状態でイベントに行くと、無意識のうちに周りの音や人混みに敏感になってしまい、普段なら気にならないことがストレスに感じられることも多いです。
「言葉に出る疲れ」は、自分でも気づきやすい分、軌道修正しやすいサインです。
口癖のようになっている日は、勇気をもって休みを選ぶのが賢明だと自分は感じています。

ぼーっとスマホを眺める時間が長い時

推し活をしていると、多くの人はイベント情報やSNSを確認するためにスマホを見る機会が増えると思います。しかし、疲れている時のスマホ時間は目的がなく、「ただ何となく」「気づいたらずっと触っていた」という状態になりがちです。

自分はこの状態が続く時は、心が情報処理をする余力を失っているサインだと思っています。ぼーっとスマホを見続けてしまうのは、脳が休息を求めている証拠でもあります。

そんな日は、無理に予定を詰め込まず、あえてデジタルから距離を置くことで、心がスッと軽くなることがあります。

生活音にイライラする時

これらのサインの中でも、特に注意してほしいのが「生活音にイライラする時」です。例えば、冷蔵庫の音、テレビの小さな音、人の話し声、歩く音…普段なら気にならない音に対して強いストレスを感じる場合、心の余裕がほとんど残っていない状態です。

これは自分自身の経験からも言えることですが、この段階で無理に外出すると、イベント会場の大きな音や人混みがさらに負担になり、心が燃え尽きてしまう危険があります。

そんな時は、迷わず家でゆっくり休んでください。
お風呂にゆっくり浸かったり、好きな飲み物を飲んだり、早めに寝たり…そうした小さなリセットが心に大きく効きます。

休むことは「逃げ」ではなく、推し活を続けるための大切な選択

さいごに

最後に、自分が一番伝えたいのは、イベントを休むことは決して“逃げ”ではないということです。

推しに会えない日があっても、あなたの価値は一切変わりませんし、推しとの関係が揺らぐこともありません。むしろ、自分の心と身体を守ることこそ、長く推し活を続けていくために最も大切なスキルだと思っています。

イベントに行ける日は楽しむ。休む日はしっかり休む。
このメリハリが、推し活をより豊かで、長く続けやすいものにしてくれます。

もし今日この記事を読んで「ちょっと休んでもいいかもしれない」と感じたなら、その直感を大事にしてみてください。あなたの推し活は、休んだからこそ、もっと楽しくなっていきます。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました。