ヲタク考察

病まないヲタ活:お金、体力、現場との健全な距離感

イントロダクション

今年も3ヶ月が終了しました。

昨年のコロナ禍明けから時間が経過し、イベント現場には活況が戻りつつあります。

その中でXを見ていると病んでいるヲタクが多いと感じます。

色々と病まない為の方法や病まないヲタクについて発信していると、多くの反応を頂いています。

改めて今回は自分が大切にしている病まない為の考え方をお伝えします。

個人的に一番大事にしている事は『距離感を見誤らない』事です。

大きく分けると3つの事に対して一定の距離感を取るようにしています。

お金との距離感

1つ目はお金との距離感です。

自分が本気でイベントに行くと決めたのは25歳の時。

その時、一番はじめに重要視したのはお金をどこまで使うかという事です。

それまでのイベント経験を元に、行き過ぎると破綻し回らなくなるという事を肌で実感していました。

その為、当時決めたルールとして借金をしないというのを設けました。

イベントに行き始めた時期は、特に熱意があり、チケット代、サイリウム代には多くのお金を費やしました。それでもやりくりを行い、借金だけはしないでやり過ごせました。

人によっては、借金を気にせず参加できるという人もいますが、心から楽しめるかというと疑問符が浮かびます。

特に熱意と行動力がある20代は苦労すると感じます。個人的な経験だと30代、40代になるとお金の問題は落ち着いてきます。

30代でも夏フェスや海外イベントとかなりの額を使用しましたが20代の苦労に比べるとかなり楽だったと感じます。

肉体との距離感

2つ目は肉体との距離感です。

ここは個人的に一番苦労した点です。

20代の中盤から運動経験無しでヲタ芸を始めた為、肉体にかかる負荷は相当なモノがありました。

他にも夜行バスでの往復もあり、週明けの月曜日は疲れた日という印象しかありません。

自分ほどヲタ芸を打っていなくても、イベント参加で肉体を酷使する事は多いと感じます。

最近は地下アイドルの対バンイベントが多く、8時間以上の長丁場ということもすくなくないです。

その為、最初から参加しているとかなりの時間になります。

肉体が疲労すると心はついネガティブになりがちです。

特に一人でヲタクを行っている人は要注意。自分で行っているためついムリをしがちです。

対策としては月に一度は休息日を設ける。これだけでかなり体は回復します。

30代、40代でつかれたなと感じた方は是非試してみて下さい。

現場との距離感

最後は現場との距離感です。

イベント場との距離感、皆さんは適切ですか?

多少の嫌なことは我慢したり、他に行く場所が無いと行き続ける。

こういった時は少し離れることで新鮮味を取り戻せます。

一度も現場から離れたことがない人にはかなり抵抗があると感じますが、慣れてくると程よい距離感を作ることができます。

もし悩んだ際は一度現場をサボってみたり、他の現場に行くことをオススメします。

自分が行く現場は変えられますが、現場の雰囲気や現場にいる人を変えることはできません。

この事は常に念頭において自分も現場に足を運ぶ様にしています。

日本人はのめり込む体質

日本人は世界で見ても勤勉で真面目だと言われています。

その為少し嫌なことがあっても我慢したり、これしかないとのめり込む事が多いです。

環境の変化に日本人は慣れていない、少し苦手だということを、忘れないようにしています。

さいごに

イベントに行き始めて20年以上経過しました。

まだまだやり始めた時の様に楽しく、週末になるとワクワクしてきます。

色々な土地に行けて、人との触れ合い、社会の仕組みを肌で感じられる趣味はそうそうありません。

特に今は受動的でなく、能動的に楽しめる時代になりました。

現場で起きたことに心を病み、やめてしまうには勿体ない趣味だと感じます。

今回解説した3つの内容が少しでもイベントを、楽しみつづけるヒントになれば幸いです。

今週末もどこかで皆様と対戦できるのを楽しみにしています!

今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。