ヲタク考察

行くか迷った時点で、もう行くべき。~推し活は心で決めて正解な理由を解説~

イントロダクション

長くヲタクを続けていると、ふと「惰性で動いているな」と感じる瞬間があると思います。
最初の頃のような高揚感が薄れ、ただ「なんとなく行く」「義務感で通う」―そんな日が続くと、心が少しずつ重たくなっていくのを感じます。

さらに、推しが卒業したり、活動休止になったりすると、心のどこかにポッカリと穴が空いたような感覚になることも。あの時の熱量が嘘のように冷め、足が遠のく。
それは、決して珍しいことではありません。長くヲタクをしている人ほど、一度や二度は必ず通る道だと思います。

もちろん、そういう時に無理をして現場へ行く必要はありません。一時的に休むこと、離れてみることも大切な選択です。ただ「もう二度と行かなくなる」のは、少し勿体ない。
なぜなら、あなたの中にはまだ「湧き上がる感情」が残っているからです。

湧き上がる感情を、大切にする

自分はこの「湧き上がる感情」をとても大事にしています。別の言い方をすれば“直感”です。

たとえば、「今日はなんか面白いことがありそう」「このイベント、気になるな」「なんかソワソワする」
そんな瞬間が訪れたら、ぜひその感覚に従ってほしいです。

なぜなら、その直感は“再び心が動き出すサイン”だから。頭で考えた理由よりも、心が反応した時こそ行動すべきタイミング。そういう時に勇気を出して一歩踏み出すと、思いがけない再会や感動が待っていることがあります。

ただし、その時に立ちはだかる“ネック”がいくつかあります。

お金、休み、そして準備

ここをどう乗り越えるかが大きな分かれ道になります。

お金の壁をどう乗り越えるか

お金の問題は、誰にとっても大きなテーマです。チケット代、交通費、グッズ、チェキ――推し活にはどうしてもお金がかかります。「今回は我慢しよう」「また次がある」と思うこともあるでしょう。

でも、自分はこう考えています。“タイミングは一度しかない”。

たとえ似たようなイベントがあっても、“その瞬間”は二度と戻ってきません。同じセトリでも、同じステージでも、空気も表情も全部が違う。現場は生き物です。

だからこそ、お金で迷った時ほど「行く」選択をしてほしいと思います。
財布と相談するのも大事ですが、「あの時行っておけばよかった」と後から後悔する方が、ずっと心に残ります。その一歩が、人生のモチベーションを取り戻すきっかけになるかもしれません。

自分のペースで「休み」を作る

もうひとつの壁は“休み”です。仕事や家庭の予定、体調の波―現場に行くには時間の調整も必要です。しかし、意識しないと「休む日」はなかなか確保できません。

自分は、月に一度は“空白の連休”を意図的に作るようにしています。どれだけ忙しい人でも、ふと2日ほど空く瞬間はあると思います。その2日間を“死守するつもりで確保する”こと。これが大切です。

ダラダラと過ごしてしまうと、あっという間に休日が終わってしまいます。でも、その時間を“現場に行ける自分のための余白”として確保しておくと、気持ちのリズムが整います。
「いつでも行ける」状態を作っておくことが、ヲタクを続ける上での大きな武器になると考えます。

パスポートなどの“準備不足”をなくす

意外と盲点なのが、パスポートなどの更新です。海外イベントや遠征ライブに行こうと思った時、「あ、期限切れてた……」なんてことありませんか?
せっかくのチャンスを、ただの手続き忘れで逃すのは本当にもったいないです。

海外の現場は、文化もファン層も熱量もまるで違います。確かに準備には手間や費用がかかりますが、そこで得られる刺激や学びは想像以上に大きい。
だからこそ、いざという時に動けるように、パスポートや必要な書類は常に更新しておくのをおすすめします。

“いつでも行ける自分”を整えておくと、直感が動いた瞬間に即行動できる。これが大事です。

直感を磨くためには、心と身体を休めること

心と身体が疲れていると、せっかくの直感も鈍ってしまいます。
「なんか行きたいけど、面倒だな」と感じるのは、行きたくないのではなく“疲れているだけ”ということも多いです。しっかり睡眠を取る。栄養を取る。ストレッチや散歩などで軽く体を動かす。そうやって自分を整えておくと、自然と「行きたい!」という感情がまた湧いてきます。

自分のペースで休めている人は、多少スケジュールが過密でも上手く立ち回れます。
そして、直感が冴えた状態で行ったイベントは、信じられないほどの幸福を生みます。

「行ってよかった」「やっぱりこの現場が好きだ」そんな気持ちを思い出した瞬間、ヲタクとしての心が再び燃え始めるのです。

自分の心に従い、イベントを楽しむ

推し活は、頭で考えるものではなく “心で感じるもの”です。SNSの雰囲気や他人の意見に流されて、「今は控えようかな」と思ってしまうこともあるでしょう。でも、あなたの心が「行きたい」と言っているなら、その気持ちを信じてみて下さい。

チャンスは、いつも予告なくやってきます。そして、あなたが拾ったそのチャンスは、誰のものでもない“あなただけのものです。

推し活を通して得た出会いや瞬間は、どれも一度きり。
写真や動画では伝わらない“その場の空気”を、ぜひもう一度味わってほしいです。

終わりに──再び現場へ

ヲタクを続ける中で、燃え尽きる時期や離れたくなる瞬間は必ずあります。
でも、これで終わりではありません。心の奥にまだ小さな火が残っているなら、その火はまた灯せます。

「何か面白いことがありそう」「今日は行ってみようかな」そんな小さな直感を信じて、一歩を踏み出す事をオススメします。

現場には、同じように迷いながらも歩き続けているヲタクがたくさんいます。その空気を感じるだけで、また日々を楽しくすごすことができると思います。
今回も最後までご覧頂きありがとうございました。

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