イントロダクション
先日、大阪で開催された「煌めき☆アンフォレント」のプレイベントに参加しました。
久しぶりの大阪での開催ということもあり、会場は終始大盛り上がり。懐かしい楽曲の力強さと、新メンバーのエネルギーが合わさったステージからは、今後のさらなる盛り上がりを期待させてくれる時間となりました。
その中で特に印象に残ったのが、メンバーの鈴木もぶぴさんのご両親が、サイリウムを振りながら一生懸命コールをしていた姿です。
イベント終了後、Xでお二人が「コールってどうやって覚えたらいいのか」と悩まれているとの事。
そこで今回は、「コールがうまくなりたい」「コールの覚え方が分からない」といった悩みを解消するために、自分が実践しているコール習得の7ステップを紹介します。
これは、もぶぴさんのご家族だけでなく、これから現場デビューする方や、コールがしっくりこないという方にもきっと役立つはずです。
少しでも皆さんの“現場が楽しくなるキッカケ”になれば嬉しいです。
まずは「勘所(かんどころ)」を知ることから
コールを覚える際、自分が最も重視しているのは、
「どのタイミングで盛り上がるのか」「どのパートに声を重ねるのか」という“勘所”を掴むことです。
歌詞の区切り、ビートの強弱、演者の動き??そのすべてがコールのタイミングに直結します。
いきなり細かい掛け声を丸暗記するのではなく、「この曲で一番気持ちが高まる瞬間はどこか?」を感じ取ることが、結果的にコールを自然に覚える近道になります。
そのうえで、以下の7つのステップを段階的に取り入れることをおすすめします。
ステップ①:まずは曲をしっかり聴く
いきなりコールから入るより、まずは曲そのものを耳と心で覚えることが大切です。
特に意識したいのは、Aメロ・Bメロ・サビ・間奏・アウトロといった楽曲構成ごとの空気感やリズムの流れ。細かいフレーズまで意識して聴き込むことで、自然と「ここで声を出したくなる」ポイントが見えてきます。
最初は原曲を使うのがベストです。ライブアレンジには変化があるため、まずは“基準”となる音源で耳を慣らしましょう。
ステップ②:ライブ映像で「現場の温度」を体感する
次に行いたいのが、実際のライブ映像を観ることです。
ファンがどのようなタイミングでコールを入れているか、どこで盛り上がり、どこで静かに聴いているのかが、一目で分かります。
たとえば──
「ここは黙って見守る」
「ここは一斉に叫ぶ」
「ここはクラップで盛り上げる」
そんな“現場特有の空気感”は、映像からこそ感じ取れるものです。
ステップ③:文字で確認する
ネット上には、ありがたいことにファンがまとめてくれた「コール表」が数多くあります。
YouTube動画のコメント欄やXなどで検索してみると、楽曲ごとの掛け声が丁寧に文字起こしされていたりします。
耳で聴くだけでは把握しにくい部分も、文字で見ることで「ああ、ここはこのタイミングか」と理解が深まります。特に、初めて触れるアイドルグループの場合は、このステップが非常に有効です。
ステップ④:手で書き出す
ここからは“自分の体”を使って覚えていきます。
最もおすすめなのが、コールを実際にノートに手書きすること。
頭で何となく理解していた言葉も、手を動かすことで視覚と記憶がリンクし、よりしっかりと定着します。
学生時代、英単語や歴史用語をノートに書いて覚えたという方には、特に効果が感じられる方法です。
ステップ⑤:声に出して唱える
書いた内容を、今度は声に出して読み上げてみましょう。このとき、音源は不要です。“自分の声”だけでリズムとタイミングを確認します。
最も効果的なのは、「朝起きた直後」や「寝る前」のタイミング。脳が整理されている時間帯は、記憶の定着が非常に良くなります。
ステップ⑥:動画を見ながら実践練習
次は、ライブ動画を流しながら、実際のタイミングでコールを入れてみましょう。
最初はコール表を見ながらでも構いません。徐々に紙を見ずにできるようになれば、もう実戦レベルです。
ここまで来れば、現場デビューも目前。映像と声を重ねる練習を繰り返すことで、本番でも自然と身体が動くようになります。
ステップ⑦:現場で実践 → 振り返り
いよいよ実際のライブ現場で実践です!最初は緊張したり、タイミングがズレたりするかもしれません。でも、それはごく普通のこと。大切なのは“失敗を恐れず声を出す”という姿勢です。
ステージから見ているアイドルにとっては、完璧なコールよりも、全力の気持ちが何より嬉しいものです。
ライブ終了後は、ぜひ自分のコールを振り返ってみてください。「ここは合ってた」「ここはもう少し早めだったな」など、メモに残しておくと次回に繋がります。
この“振り返りサイクル”を繰り返すことで、短期間での上達が見込めます。

コール習得に欠かせない3つの習慣
● 睡眠をしっかり取る
記憶を定着させるうえで、睡眠は不可欠です。
寝る前に軽く復習してから眠るだけでも、次の日にはスムーズに声が出せるようになります。
● 現場でミスを恐れない
完璧なコールを目指すより、まずは現場で声を出すこと。ミスも経験のうち。声を出してこそ、初めて“楽しい”が生まれます。
● 家族や友人と一緒にやる
一緒に声を出す仲間がいるだけで、楽しさも学びも倍増します。「ここちょっとズレてたよ」「あそこの掛け声、完璧だったね!」とフィードバックし合える環境は、何よりの成長材料です。
まとめ:コールは「応援の気持ち」を届ける手段
コールは、ただの掛け声ではありません。
それは、アイドルたちにとってステージを彩る“声援”であり、ファンが心を込めて届ける“応援のかたち”です。
「声を出すのが恥ずかしい」「間違えたらどうしよう」と感じていたヲタクが、一歩踏み出したことで、楽しそうに現場に来ている姿を数多く見てきました。

あなたの声が、きっと誰かの力になるはずです。
どうか、楽しみながらコールの世界に飛び込んでみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。