イントロダクション:変わりゆくアイドル現場

「あの頃は良かった…」と感じる瞬間はありませんか?
どの時代にも「黄金期」と言われる時期がありますが、それを過ぎると「昔の方がよかった」と言われがちです。
ですがそれは本当に時代が悪くなったからなのか?それとも自分の記憶の中で美化されているだけなのか?
この記事では、推し活現場の今と昔を比較しながら、「今を楽しむための考え方」を探ります。
なぜ人は「昔の方が良かった」と感じるのか?
まずは昔の方が良かったと感じる理由を科学的に追いかけてみます。
人にとって初めての衝撃は強く記憶されやすいという研究があります。)南カリフォルニア大学の研究)
鳥肌が立つような感動が起こるのは、脳の「聴覚」と「感情」が強く結びついているためだそうです。
初めてのライブや、熱中したアイドルに感じた興奮は、強烈な記憶として残る。だからこそ、過去の経験は美化されやすい。
これらはどれも記憶に残りやすい内容です。
逆に今の現場がどれだけ充実していても、当時の感動には勝てないことがあるという声を多く聞きます。
これは「過去の体験」ではなく「感情」に愛着を持っているからではないかと個人的には考えます。
思い出と喧嘩しても勝てない

自分は今回のポストを書いているとプロレスラー、 武藤敬司さんの言葉を思い出します。
「思い出と喧嘩しても勝てっこねえよ」
この発言をされたのは平成のプロレス界で頂点に立っていた時期だと記憶しています。
昭和のプロレスはゴールデンタイムに放送され、会場も超満員でした。ですが平成・令和のプロレスは深夜放送が中心になり、一般的には注目されることも少なくなっていました。
そんな時チャンピオンだった武藤さんは昭和のレスラーと比較されていました。そんな時に出てきたフレーズがこちらです。
当時は20歳で何も思わなかったのですが、年を重ねるに連れて、幼少期に見たプロ野球、小学生の時にやっていたゲームが面白いと思うようになり、この言葉の意味が理解できました。
「時代が変われば、楽しみ方も変わる」
ではここでアイドル現場に置き換えて考えてみます。
アイドル現場といえば昔は、地上波に多数出演する、CD売上が絶対的な指標となっていました。
今でもそういった流れはありますが、テレビからスマホにメディアは変化しました。SNSでファンとの距離が近くなり、触れ合う事が当然な時代です。
スマホや触れ合うという部分が大きく変わり、熱量が生まれる部分も大きく変わってきました。
ではどうするのがこの時代の最適解なのか。
これは個人的に行っているやり方ですが 昔と比較して落ち込むのではなく、「今」を楽しむ事を大切にする事です。
「あの頃は良かった…」と感じることはあるけれど、今の現場も十分楽しい部分はあります。
周りが過去に対する憧れを口にし現場から去っていっても「自分は今、楽しんでいるか?」 を軸に考える。
時には昔の思い出に足を引っ張られる事もあるかとおもいますが「黄金期を知っている自分」に囚われず、今の現場で感じられる楽しさを見つける。自分はここを意識しています。
リアルな今に目を向けると、時には負担が大きい事もありますが、その場を全力で楽しむことが何よりも大切です。
「過去の黄金期を懐かしむより、今の楽しみ方を見つける方が幸せになれる」と個人的には感じます。
まとめ:リアルな今を楽しむ
推し活の現場は時代と共に変化します。
過去の感動が強いのは、脳の記憶の仕組みに理由がある。
そして「あの頃の方が良かった」ではなく、「今の楽しみ方」を見つけることが大切だと言うことを今回はお伝えしました。
「自分が楽しめているか?」を軸に考えれば、時代に左右されずに推し活を続けられると感じます。 懐かしさよりも、リアルな今を大切にして、週末の現場を楽しんで下さい。
最後までご覧頂きありがとう御座いました