イントロダクション
今年も夏フェスシーズンは終了しましたが、10月以降も全国各地で多くのイベントが開催されています。
先週も屋外のイベントに参加してきました。どちらも素晴らしい時間で、改めて「現場って最高だな」と感じた週末でした。
ただ、その一方で毎回頭を悩ませるのが体調管理です。肌寒くなり、外に出る機会が増えると、気温の変化や移動疲れで体調を崩しやすくなります。特に、自分のように平日は会社で働き、土日にイベントへ行くという方は、常に疲労との戦いではないでしょうか。
自分も長年この生活を続けてきましたが、いまだに「どうすれば週末ベストな状態で現場に立てるか」を模索し続けています。今回は、そんな自分がこれまで試行錯誤しながらたどり着いた、イベント後の回復方法5選をお伝えしたいと思います。
どれか1つでも生活に取り入れていただき、次の週末を少しでも軽やかに迎えていただけたら嬉しいです。それでは、いってみましょう!
① イベント後の回復で一番大事なのは「月曜日の夜」
日曜の夜にイベントを終え、翌朝から仕事。多くの方がこのパターンだと思います。
正直、月曜の朝はアドレナリンで何とか動けるものです。しかし、問題はその後。夜あたりに“電池が切れたように”疲労が一気に押し寄せてくる人が多いのではないでしょうか。
自分の場合、特に月曜日の夜の過ごし方をかなり意識しています。具体的には、できるだけ早く夕食を済ませ、早めに寝ること。たとえ21時台でも構いません。眠気を感じたタイミングで寝るのがベストです。
人間は「寝溜め」ができませんが、「回復睡眠」は可能です。疲労が蓄積した時、自分は11時間近く眠ることもあります。睡眠を軽視せず、“月曜の夜=リセットの時間”と捉えて過ごすことが、週の後半に響かせないコツです。
② 疲れていたら、ためらわず昼寝を
月曜日をしっかり休んだつもりでも、「まだ疲れが抜けない」と感じる時があります。特に昼食後に強い眠気がくるとき、それは体が「修復モード」に入っているサインです。
そんな時におすすめなのが、短い昼寝です。15分でも10分でも構いません。最悪、目を閉じて静かに座っているだけでも効果があります。それだけで頭がスッキリし、集中力も回復します。
ただし、注意点がひとつ。
あまり遅い時間、特に15時以降に寝ると、夜の睡眠リズムを崩すことがあります。昼寝は14時台までに終えるのが理想です。
昼寝をうまく取り入れるだけで、イベント疲れの回復速度はかなり違います。一見サボっているように見えるかもしれませんが、実は立派な“メンテナンス”の時間です。
③ マッサージで体をほぐす
イベントや遠征後は、どうしても体に疲労が残ります。長距離移動では同じ姿勢が続きますし、ヲタ芸やジャンプなどで筋肉もかなり使います。
そこでおすすめしたいのがマッサージです。
自分は10年以上、イベントの翌日に接骨院へ行くことをルーティンにしていました。これを続けていると、水曜日あたりには体が元の状態に戻り、週末には再びベストなコンディションで現場に立てるようになります。
最近は、簡易マッサージチェアやハンディマッサージ機なども進化していて、自宅でも手軽にケアができます。自分は寝る前に10分ほど首と腰をほぐすだけで、翌朝の体の軽さがまったく違います。疲労回復だけでなく、睡眠の質が上がるのも大きなメリットです。
④ 回復期はお酒やカフェインを控える
「イベントの後の一杯が楽しみ!」という方も多いと思います。ですが、体の回復を優先したい時は、あえて控える勇気も必要です。
疲れている時に摂取するアルコールやカフェインは、一時的に気分を上げてくれますが、実際には体の修復を妨げてしまうことが多いです。
自分も以前は、イベントの打ち上げ感覚で飲むことが多かったのですが、翌朝の疲れ方がまるで違うことに気づいてからは、極力休息日には控えるようにしています。
もちろん、完全にやめる必要はありません。
「体が戻ってきた」と感じたタイミングで、ゆっくり楽しめば十分です。要は、“回復優先”の意識を持つことが大切です。
⑤ 反省しすぎず、考えすぎない
イベント、ライブは生ものです。楽しかった日もあれば、「思っていたのと違ったな」と感じる日もある。それがヲタ活の面白さでもあり、難しさでもあります。
自分はイベントが終わった直後の移動中に、その日のメモを簡単に残すようにしています。「良かった点」「改善したい点」をサッと書き出し、数分で完了。書いたらすぐに、頭の中からイベントのことを“切り離す”ようにしています。
なぜかというと、考えすぎるとネガティブになるからです。楽しかったイベントも、過度に思い返すと「またあんな風に盛り上がれるだろうか」と不安になることがあります。逆に、うまくいかなかった現場を何度も思い出すと、自己嫌悪に陥ることもあります。
特に人間は疲れいている時ほどネガティブな考えに陥りがちです。
だからこそ、良い時も悪い時も同じルーティンで「振り返る→切り替える」。これを意識的に習慣化することで、メンタルの波を穏やかに保てます。そして、次のイベントに気持ちを向ける。
それが、長く現場を楽しむための秘訣です。
さいごに
先日は東京と大阪を往復し、久しぶりにかなりの移動距離でした。それでも思った以上に回復が早く、「あれ、体軽いな?」と感じました。その理由を振り返ってみると、今回紹介した方法をきちんと実践できたことが大きかったと思います。
まだまだ気温差の激しい季節が続きます。
せっかくの推しイベントを、体調不良で飛ばしてしまうのは本当にもったいないことです。体を大切にしながら、万全の状態で現場に立ちましょう。
週末の現場は、ただの趣味ではなく「生きる力を取り戻す場所」でもあります。疲れを癒し、また次の推し活を楽しむ。その循環こそが、ヲタクとしての最高のコンディションです。
今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。どうか、次のイベントも最高のコンディションで楽しんでください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

